転職の悩み「四柱推命と手相の視点から」

以前のブログにも書きましたが、人それぞれ本質の強さや周りとの協調性、積極性や消極性をみる要素に、「身弱・身旺・身中・外格」などが有りますが、人間関係のストレスを受けやすいのは、身弱や身旺の方になります。

ただ、生まれ持った要素は身中や外格の方であっても、大運の変化によって身弱や身旺の方と同じようにストレスを受けたりそれ以上の場合もあります。

実際に転職について、ご相談を受ける場合が有りますが、その時判断する上で一番重要になるのが、その方の現時点の運気の流れと、転職の理由と本質の関係です。

☆転職に反対のケース

例えば、今の職場が合わないなど人間関係が理由で転職する場合、身旺の方であれば次の職場に変わってもある程度力を発揮できる可能性はありますが、特に大運で官星が大過していると、時間が経つにつれ周りとの協調性が失われ、また転職が頭をよぎることになります。これは、身弱の方も最初は協調できていても同じ流れになります。

転職しても、なぜ同じようなストレスを受けることになるかと言うと、自分自身を理解できていないためです。

自己中心的な考え方が強い方は、ある程度仕事の成果を出せば、周りの人ともうまく行くと考えがちですが、良い関係は気づけません。周りと上手くいかない理由が、自分の自己中心的な行動や考えであることを客観的に認め、変化させないと依然と同じ事になります。

この様なケースでは、転職はキャリアを減らすだけになる可能性が高くなりますので、転職は反対です。

☆転職に賛成のケース

自分の能力が認められヘッドハンティングにあってステップアップできる時や自分がやりたかった仕事が見つかった場合、将来の夢を実現するための準備やスキルアップのためなどの理由は賛成です。

ただ、この時の注意点は、運勢の流れは意地悪なところが有り、やる気や自分の中のイメージは良いと感じていても「罠」を仕掛けている時が有ります。

良いタイミングであれば自分のイメージ通りに行きますが、悪いタイミングで行動を起こすと、トラブルが待っていることがありますので、注意が必要です。

この場合は、大運や年運の状態を確認する必要があります。あと半年先や一年先であれば運勢も良い流れでスタートできるのであれば、考慮する必要があります。

手相は、将来の運勢と合わせて現在の潜在意識等も線として現れます。

転職のご相談で来られたお客様の手のひらを見ると、人間関係の問題で転職を考えられているのか？将来の夢のために転職を考えられているのか？現状に自分の評価に満足されていないことが理由の転職なのか？生命線や運命線にはハッキリと現れています。

手相においても四柱推命と同様に、その方の本質の強さや考え方が現実主義なのか、理想主義なのかなども現れます。

例えば、将来今の仕事とは違うことをやりたいと考えておられていても、そのかたによって思いの強さに違いが有ることがわかります。

言葉は同じで、「将来○○をしようと考えています...」と言われますが、手のひらを見ると、しっかりその思いが現れている方もいれば、手のひらにはその思いが現れていない方もおられます。

どちらが良いのかの話になりますが、勿論将来への思いが手のひらに現れている方が、自分の目標を手に入れる可能性が高く、まだ自分の思いが現れていない方は、可能性は低くなりますし心が決まっておられない状態です。

転職の視点で話を戻すと、将来の目標に向かって、そのスキルを手に入れるための転職っを考えておられる方とイメージだけで転職を考えておられる方では、転職しても手に入れるモノが大きく違います。

手のひらを拝見させていただいて、目標がまだ明確でないと分かった時は、その方の思いを確認させていただくようにしておりますが、半数以上の方が転職について「今なのか？したほうが良いのか？もう一度考えてみる」と言われます。

また、人間関係が原因で転職を考えられている方の場合は、理不尽な上司などがいる場合などは転職もしかたない場合がありますが、自分が原因の人間関係のトラブルのための転職は、転職先でも同じ様なトラブルが起こる可能性がありますので、まず現状の自分を変化させ現状を改善する努力をしてみるか、転職した場合は、転職先では自分自身がイメージチェンジをしトラブルが起きないようにすることが必要になります。

イメージチェンジするポイントは、自分がどのように他人と接しているかを客観的に理解しておくことです。