地支の十二支の中に含まれている十干が蔵干になります。
天干の十干は、地支の蔵干に同じ五行があれば通根できます。
地支の蔵干の選定は、通根の判断において重要になります。
☆寅の蔵干
戊・丙・甲
※蔵干中の甲と戊が相剋を起こし、普段は戊に通根出来ませんが、寅午戌の火局になる場合は、火土同根となり土に通根します。
☆卯の蔵干
甲・乙
☆辰の蔵干
癸・乙・戊
※辰は力量の強い星に通根します。
☆巳の蔵干
戊・庚・丙
※天干に戊・己があれば火土同根で土に通根します。また、三合金局になれば金の根になります。
☆午の蔵干
丙・己・丁
※戊・己があれば、火土同根になり土に通根します。
☆未の蔵干
丁・乙・己
☆申の蔵干
壬・庚
☆酉の蔵干
庚・辛
☆戌の蔵干
辛・丁・戊
※夏月生まれや命式に火が多い時は火に通根します。戌は乾土で金の根となりにくいですが、西方合や申酉が命式にある時は、金の根になります。
☆亥の蔵干
甲・壬
※亥卯未の木局や半会がある場合は木の根になりますが、冬月では甲は寒さのために腐り根になりにくい。
☆子の蔵干
壬・癸
☆丑の蔵干
癸・辛・己
※火が多い時や夏月は、土の根になります。
※火土同根:火局や巳・午・未は火であると同時に、天干に土があれば土の根にもまります。
「通根と透干」ページで、「月律分野蔵干深浅表」を紹介していますが「月律分野蔵干深浅表」は、生まれた日が節入りよし何日経っているかによって蔵干を見つける表です。統計的推命に使用されます。
ここでは、「蔵干表」を紹介します。
地支の十二支が、どの十干に通婚するのかは、命式全体の分布により判断しますので、生まれた日が節入りよし何日経っているかによって蔵干を決定するものではありません。
十干鑑法では、「蔵干表」を採用します。
※通変星を主に推命する場合は、節入りからの日数で割り出す蔵干表も便利です。
このページのまとめ
天干は、地支の十二支の中にある十干(蔵干)に通根しますが、三合、方合、季節などの影響で、通根できたり性情が変化し通根できなかったりします。
命式全体を把握することが重要です。