「コンピューター占いをしたら、空亡なんですけど、大丈夫でしょうか?」
空亡は、誰しもに訪れます。12年のうちに2年、毎年2か月がその期間でが、結論を先に書くと、トラブルには会いやすい事は否定しませんが、以前マスコミが取り上げていたように、空亡(天中殺・大殺界)の時期には、命に関わるような悪い事があることが確定したような事はありません。
100%そんなことは無いとは言えないかもしれませんが、大きな病気やケガ、破財、離婚...etcなど人生で起こる大きなイベントが起こる時期を見つけるには、その人の大運や年運、命式のバランスを見ればその答えは見つかります。
空亡の意味しているとこは、「天が味方をしてくれない時期」という意味合いで、新たな事を始めるのは良くないと言われていたり、普段に比べ、トラブルに遭いやすい点は、否定しません。
十干と十二支の組み合わせにも、陰干は陰支と陽干は陽支としか組み合わせは出来ませんので、組み合わせは60の組み合わせになり、このことを60干支と言いますが、必ず2つの余りが出ます。
この余った地支が「空亡」です。
空亡は、日柱より命式中の十二支を見て定めます。
☆空亡の影響
・年支が空亡
先祖が力にならず、祖地を離れる暗示が有ります。
・月支が空亡
実家、父母が自分にとって力にならない。父母の運が落ちる暗示があります。
・時支が空亡
子供があてにならない暗示があります。
・結婚生活の状況
互いの日柱の十二支が、自分の日柱より見て空亡同士となると、夫婦生活のすれ違いが起こる暗示があります。
・結婚の相性
相互の日柱が六十花甲子表の同一の柱の中に有っる時は、「同循空亡」と言って良い相性になります。
*年の干支は、同一の干支が、年にめぐって来るのに、60年を要します。
*月の干支が同一の干支にめぐって来るには、60ヵ月を要し、5年目に月の干支は同一の干支となります。
*日の干支が同一の干支にめぐって来るには、60日で一循します。
※空亡は、宿命的な暗示ですので、運命的な判断や命式の力量や用神には関係を生じません。
四柱推命の流派によって、採用している流派もあれば調候用神十干鑑法を用いる場合は、大運などの影響に空亡は採用しません。
また、算命学など他の占術と四柱推命では、解釈に違いがあります。