四柱推命に関連した代表的な用語を紹介します。
✱命式
生年月日と生まれた時間をから組み立てる運勢の地図で、命式を基準に占う人の本質など運勢の癖をみつけます。運命の先天的な宿命を表しており元命式とも言います。
✱用神
自分の日干にとって、最も有効な働きをする干支のこと。
偏った五行を調整したり多すぎる五行を調整し、最適な五行のバランスを調整する役目を持っています。
用神は、大運などの影響も受けその時々で変化していきます。
※用神の定め方は、流派や統計学をベースにした推命と日干の力量や運勢の季節に開運のポイント置いている推命では、違いが出てきます。
✱月令
月柱の地支を指し、その人が生まれ持った季節を表しています。
日干と月令の組み合わせにより日干の力が大きく左右される重要な星です。
例えば、日干が甲で月支が卯でれば、甲は春の植物で卯が持っている季節は春ですから強い力を発揮しますし、月支が子であれば子の持っている季節は冬ですから日干の甲を寒さなどで弱めることになります。
✱通変星
日干を基準に、それ以外の星の位置が決まります。
※詳細は、「通変星」のページで解説しています。
✱身旺・身弱・身中
身旺:日干や日干を助けてくれる星が多い状態。一般に社会活動はし易い積極的な人
身弱:日干の力が他の星より弱い状態。消極的な傾向がある人
身中:日干を中心に、五行のバランスが取れている人
※身旺だから社会生活をしやすく、身弱だとしにくいわけではありません。どちらにも長所と短所があります。
また、大運の影響で日干の強さも変化しますので、最初に身旺であったからと言って死ぬまで身旺と言うわけではありません。
✱大運
運勢の季節変化を表し、10年単位で変化していきます。元命式の月柱よりスタートし後天運を推命する重要な指標になります。また、大運の変化によって、用神も変化していきます。
*順行・逆行
順行:大運のスタートで、月柱を起点に天干は甲乙丙丁......地支は子丑寅卯....の順に進んでいくこと。
逆行:大運のスタートで、月柱を起点に順行とは逆に進むこと。天干は甲癸壬辛庚....地支は子亥戌....
*順行運・逆行運
大運の方向性を決める基準
順行運:陽年生まれの男性と陰年生まれの女性
逆行運:陰年生まれの男性と陽年生まれの女性
✱歳運(年運)
毎年2月の節入り後から翌年の節入り前の1年間の運勢を推命する指標。
大運の影響を助長したり、衰退させたりしますが、大運を大きく変化させる力はありません。
ただ、突然の病気や事故など時間軸を正確に推命する参考になります。
※月、日運なども同様の考え方です。後天運に対する影響力は、大運→歳運...月、日のイメージです。
*接木運
大運の変わり目。
大運は運勢の季節を表し季節の変わり目の運勢
(春 寅卯辰)⇒(夏 巳午未)....
✱十二運
長生・沐浴・冠帯・健禄・帝王・衰・病・死・墓・絶・胎・養の十二種類の星で、運勢のバイオリズムを見る補助的な星です。
※推命上、重要な指標にさている流派と補助的に考えて流派があります。統計的な四柱推命では参考にしています。
✱蔵干
十二支の中には十干が隠れており、一つの十二支の中に2~3の十干が隠れています。
蔵干を見つけ、通根の有り無しや通変星を決める基準です。
✱外格
身旺~身弱のスケールの両外にある命式。
強旺格・化気格・両神成象格・従児格・従財格・従殺格などがあります。
五行のバランスが極端に偏っている命式です。
✱五用神法
・扶抑用神法:命式のバランスを整えるために必要な星を定める用神法
・通関用神法:命式中に2つの星が同等の力を持ち対立している場合、お互いの星を流通させる星を見つ ける用神法
・病薬用神法:命式中の忌神になっている星を中和する用神法
・専旺用神法:五行が一方に偏った、強旺格、化気格、一行気得格などの用いる用神法
・調候用神法:命式や大運などの影響も考慮し、十干の季節変化に合わせた星を見つける用神法
✱喜神・忌神・仇神
・喜神:用神を補佐する星
・忌神:命式の中で一番忌むべき働きをする星
・仇神:忌神を生じる星
✱空亡
十干と十二支が天干地支、陰陽の結びつく組み合わせは、60種の組み合わせで2つの余りがでることを空亡としています。空亡の時期は災難があると言われている。
☆その他の重要な語句に関しては、勉強のページで紹介していきます。
また、四柱推命には様々な用語がありますが、全ては紹介できませんので、ご了承ください。