四柱推命を使えば、事前に自分が罹患する可能性がある疾病の種類や時期を予測できます。
また、重篤度の高い病気などにかかった場合などの予後についても推命できます。
四柱推命を使って、事前に予防を意識することで、潜在的に持っている病気、事故などのリスクを低下させてください。
病気の予防の視点では、生まれ持った五行のバランスを見ると、その方が将来罹患する可能性が高い病気が予測できます。また、病気の発症する時期や重篤度なども大運を見ることにより推命できます。
✱木
肝臓・首から上の病気・ノイローゼ・神経・糖尿病
甲の方(頭痛・むち打ち)
乙の方(扁桃腺)
✱火
循環器系・火傷・血液
丙の方(胃腸)
丁の方(血圧)
✱土
胃腸・腰・脾臓・痔・ポリープ・癌
戊の方(アレルギー)
己の方(アレルギー)
✱金
肺・歯・金属事故
庚の方(皮膚)
辛の方(喘息・皮膚)
✱水
血液・泌尿器・婦人科系・アルコール中毒・リンパ
壬の方(下腹部)
癸の方(腎臓)
※五行に焦点を当て疾病の例を提示しましたが、一つの五行や一つの疾患だけでなく、自分の日干の五行でなくても自分の持っている五行のバランスを大きく崩すと偏った五行により疾病の種類も変化します。
大運の影響
10年単位で運勢の変化を見る大運、1年単位で見る歳運や月、日運などもありますが、健康などの影響を診るには、大運を一番参考にします。
例えば、寒さに弱い運勢をお持ちの方が、冬の大運に入ると病院を発症したり、火の五行の方に水の大運が巡って来る時期に、命に関わる病気の発症が推命できます。
自分の大運の変化を知って、予防や対策をとってください。
鑑定例
鑑定依頼者:奥さんからご主人の健康について?
54歳 男性(ご主人)
✱鑑定結果
日干が甲の方で、40代後半から官星の金が巡って来ている運勢でした。
現在の大運の流れも非常に危険な流れでした。
歳運を見ると、今年、来年にかけても官星が巡ってきていました。
私:「現在のご主人の運勢の流れは健康に関しては、良い状態とは言えません。40代後半からご主人を弱める流れに入っています。首から上の病気や肝臓などに障害が出ていませんか?」
相談者:「48歳を過ぎてからC型肝炎の症状が出て来ました...それまでは、症状が出なかったので安心していたのですが...」
私:「症状は、強く出ていませんか?」
相談者:「今は症状が進んで、肝硬変になっています。辛そうで今後が心配です!」
私:「確かに、ご主人の今年から来年にかけて体に強いダメージを受ける運勢に流れです。今は無理をせず体を休める事が一番です。仕事はされているんですか?」
相談者:「主人は、大丈夫だと言って仕事は通院しながら続けています。」
私:「私の考えは、今は完全に休養に専念する必要があると思います。休職されて、2年後を目処に仕事についてまた、考えられてはかがでしょうか?」
✱その後
肝硬変は徐々に進行しておられるとのことでしたが、鑑定時に比べると元気になられているとのことでした。鑑定当時、お医者さんからもご主人に対して、「休職か会社を辞めて、治療と休養に専念するように」言われていたそうです。
鑑定後、奥様からの説得で、求職されたそうです。
※年齢を重ねた時点での官星の大過は、体に対するダメージが強く現れます。同時に、そんな時に限って「自分では大丈夫...」と思い無理をしてしまいます。
私の経験からも病気などの推命は時期や重篤度、種類を高い確率で的中します。四柱推命で事前に自分がどんなリスクを持っているのか知って、予防や対策を取ってください!